スタッフ紹介

スタッフの紹介 高津弘明

高津弘明2021. 07. 30

【るりはりで働くきっかけ】

前職では障害者を対象に就労支援員として勤務していました。

就労に関する部分がメインでしたが、同時に生活面も含め支援を行うなど、広い範囲でサポートに入る機会を得て、支援員としてとても貴重な経験をさせていただきました。その中で、出会ったある方のお話をしたいと思います。


Aさんは、後天性の身体障害者でした。障がいを持たれる前は、会社員として最前線で活躍されていましたが、ある時から1人で生活をされる事が困難な状態となりました。

懸命なリハビリを行い、居宅介護や移動支援など、社会資源を活用しながら1人暮らしが可能なまで回復。生活の基盤を作ることからのスタートでしたが、本人の意思は「早く就職をしたい」でした。 色々お話を伺うと、1人の社会人として「納税する」というのが一番の希望、目標との事でした。


当たり前にしていた事を当たり前にやりたい。


この方だけでなく、多くの方が納税をしたいと口にしている事を私は何度も・何人にも聞いたことがあります。

仕事をしたくても働く場が無かったり、諸事情で諦めてしまっている方々がまだまだ沢山いらっしゃるのが現状です。

働くチャンスが増える事を願っている中、スタートラインと出会い、これまでとは異なる形で一助になりたいと強く思い転職を決めました。

【入社を決めた理由】

なぜ、スタートラインに入社を決めたかですが、事業の取り組みやサポート技術に魅力を感じました。


昨今の障害者雇用については、多くの企業が取り組み、理解は深まりつつあるものの、企業サイドから「〇〇な質問をしたいけど大丈夫?」「支援者から伝えてください」など、気を使いすぎて当人との直接的なやり取りに消極的になってしまう場面が見受けられます。


スタートラインのサポート技術の1つ、応用行動分析・ACTを用いて双方が遠慮せず、社会人としての【自立】への支援を行い、最低限の合理的配慮を行いつつ【本人が決断】出来るようなサポート体制により、【本人の意思を尊重】する支援体制をしていきたいと考え入社を決意しました。

【メッセージ】

障害者雇用の変化には、色々な方法があり、1つだけが正しい選択ではないと考えます。

その中の1つの解決策がスタートラインの事業内容だと感じています。

今回の【就労移行支援るりはり】も1つの解決策への事業だと思います。


1人のスペシャリストでの支援ではなく、組織的(会社全体)なサポートを行う事で、関わる方が増え、関わる人々すべての働く喜びを感じられるような支援を出来ると思っています。

選ばされた人生の選択ではなく、【本人が意思決定】を出来るように社会実現をしていきたいです。

高津弘明

高津弘明

サービス管理責任者

高津弘明るりはり大宮

障害者を対象に就労支援員として勤務していました。
就労に関する部分がメインでしたが、同時に生活面(生活環境の調整・福祉サービス情報提供・金銭管理)も含め支援を行うなど、広い範囲でサポートに入る機会を得て、支援員としてとても貴重な経験をさせていただきました。
ご本人の気づきに寄り添い、ご本人の意思決定を尊重しながらサポートしていける事を心がけるよう努めていきます。